【大変!?】節分の豆まき・なぜ年の数だけ豆を食べるのか?

なぜ年の数だけ豆をたべるのか

みなさんこんにちは、natsuです。毎年、新しい年を迎えて一息ついたらもう2月。2月の行事といえば・・・「節分」です!節分ときくと、みなさんはどんなイメージを思い浮かべますか?豆まき、鬼がでてくる、恵方巻を食べるなどが思い浮かぶのではないでしょうか?私は鬼に向かって豆をまくという事が思い浮かびました。保育園に通っている時、先生が鬼役をしたらしいのですが、恐怖のあまり大泣きをしたそうです。子供から見ると、鬼ってとても怖く思えますよね。

でも、大人になると今度は鬼をする側になると、豆を投げられると痛い。まいた豆を片付けるのが大変。そう思うと、違う意味で泣きたくなります。でも近年は、節分=恵方巻を食べるというのも恒例化してましたね。九州で生まれ育った私は恵方巻の習慣になじみがありませんでした。そんな九州人も、毎年恵方巻を買うようになるって、なんだか不思議ですね。

では本題ですが・・・今回は「年の数だけ豆を食べる」というフレーズを耳にしたことありますか?つい先日、家族が「もう年の数だけ豆は食べれない」と言っていました。この発言は御年、92歳の祖母から出た言葉です。それを聞いて、そもそも節分とは?なぜ年の数だけ豆を食べるのか?疑問に思いました。祖母に無理して食べてもらう必要があるのか、調べてみました。

目次

そもそも【節分】とは何なのか?

鬼のお面と豆

デジタル大辞泉で調べてみました!

せつ‐ぶん【節分】
読み方:せつぶん

1 季節の変わり目。立春・立夏・立秋・立冬の前日。せちぶん。

2 特に、立春の前日。2月3日ごろ。この夜、鬼打ち豆をまいたり、柊(ひいらぎ)の枝に鰯(いわし)の頭をさしたものを戸口にはさんだりして、邪気を払う習慣がある。《季 冬》「—や家(や)ぬちかがやく夜半の月/秋桜子」

デジタル大辞泉(小学館)/Webliohttps://www.weblio.jp/content/%E7%AF%80%E5%88%86

なんだか難しい表現ですね。
要約すると・・
日本では季節の変わり目を表す表現として
・立春(2月4日頃)
・立夏(5月5日頃)
・立秋(8月8日頃)
・立冬(11月7日頃)
という言葉が使われます。天気予報でも、暦の上ではもう春ですね!とか聞いたことがあるのではないでしょうか。日本では、二十四節気(にじゅうしせっき)といい、1年を4つに分けたものを「季節」、さらにそれを6つに分けたものを「節(セツ)」や「気(キ)」という言葉を使って季節を表現していました。ですので、各季節の変わり目ごとに節分は存在していました。後に、今のように立春の前日である2月3日だけを節分と呼ぶようになりました。

なぜ、「豆」をまくのか?

大豆と枡

豆をまくときに、「鬼は外!福は内!」というフレーズがありますよね。みなさんも、一度は言ったことあるとおもいます。このフレーズの中の鬼とは、人や土地に悪い影響をおよぼす悪魔・魔物という意味です。「魔(物)を滅する」と「まめ」の音が似ているからと言われています(諸説あります)え?冗談でしょう!?と思うかもしれません。しかし、日本には音が似ていることで力を持つと信じる「言霊信仰」があります。身近なもので言えば、勝負に「勝つ」ために「カツ丼」を食べる。いわゆる験担ぎ(ゲンカツギ)が良い例ですね。

また、豆は日本人の主食「五穀(稲・麦)」の一つです。そのため、神にお供えものとして奉納することもあり、穀物には霊力が宿ると考えられています。その力を使い、「鬼」を追い払う、これが節分で豆をまく理由です。

「年の数だけ豆を食べる」のはなぜ?

豆まき

「鬼は外!」というフレーズ。豆をまくことを鬼を払う、悪いものを遠ざけるという意味でしたね。なので、豆を食べる理由は、「福は内!」の部分に該当します。豆や穀物には、霊力が宿る良い力があるとおつたえしました。邪気を払った後これからの1年が幸せに過ごせるよう願って豆を食べる。これが節分に豆を食べる理由です。そして、これからの1年ということで年齢プラス1粒の豆を食べるそうです。また、数え年といって今と年齢の数え方が違うから、地域などで食べる数に違いがあるようです。正確に豆の数を食べるよりも、これから過ごす日々の幸福を願う。素敵な日本の文化ですね。

まとめ

ただ、なんとなく、「鬼は外~!福は内~!」と豆をまいてきましたが、節分を調べてみると、ちゃんと一つ一つに意味がある事を知ることができました。年に一度の節分。豆まきをする人も、しない人もこの機会に日本の良き伝統について調べてみるといいかもしれませんね。私は恵方巻も豆も食べつつ、1年間の幸福を願いたいとおもいます!

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