女性職員に対するセクハラ疑惑を報じられていた岐阜県岐南町の小島英雄町長。調査委員会の報告結果を受け、会見を開き辞職表明をしました。昨今では、パワハラ・モラハラ・マタハラなどハラスメント行為や性加害問題など社会全体での大きな問題となっています。今回は、調査委員会の報告書の内容を元に、どんな問題行為だったのか調べてみました。
そもそも小島町長とは
小島町長についてまとめてみました。
- 愛知学院大学法学部卒業。
- 2000年：岐南町議会議員の選挙にて初当選。
- 2008年：11月に町長選挙に立候補。次点で落選。
- 2009年：岐南町議会議員の選挙で当選。
- 2012年：町長選に立候補するも落選。
- 2013年：岐南町議会議員の選挙で当選。
- 2016年：町長選に立候補するも落選。
- 2016年：岐南町議会議員の選挙で当選。
- 2020年：町長選挙に立候補し当選。町長に就任する。
- 2023年：週刊文春にてセクハラ疑惑を報じられる。
2000年から議員をされている方のようです。上の表で注目したのは、町長選に4回立候補しているようです。私は政治家ではないので、わかりませんが・・落選した、希望が叶わなかったとき、人の心は折れやすくなります。諦めの2文字も頭に浮かんだかもしれませんが、2020年に念願の町長になられました。しかし、残念な事にそれから3年後には週刊文春により、セクハラ疑惑の行為が世の中に広まりました。いったいどんな内容なのか？つぎのページでまとめていきます。
どんな行為がセクハラに認定されたのか？
報道されている内容をまとめてみました。
「お尻をポンと触られた」
はい、もうすでにアウトでは・・・と思います。筆者としては、そんな事あるのか？と思いましたが、インターネットで調べてみると同じような被害にあった方の声がありました。
具体的には
・職場ですれ違いざまに、手の甲でお尻を触れられる。
・飲み会の時に、上司からお尻をポンと触られた。
とのこと。
岐南町の女性職員の方も、このインターネットに書き込まれた方も、不快でかつ嫌な気持ちになったと思います。また、すれ違いざまになんて恐怖すら感じるかもしれません。このセクハラ相手は、上の立場である上司のようです。やはり、職場は良い環境で波風を立てたくないという気持ちで我慢をしていると記載されていました。必要のないボディータッチはセクハラと認識されやすいです。
「手相を見たる」
手相を見たるといって、女性職員の手に触れてきたそうです。さらには、自分の手を触らせようとしたりしたそうです。合コンとかではありえそうですが・・・それとも町長は占いが趣味なのでしょうか？
「頭をポンポンと触られた」
昔気質の方は、自然としてしまう方もいるようです。部下を褒める、喜ばせるためにと思っている方は、要注意です！前述の通り、ボディータッチをされてセクハラ、不快だと感じる人は多いです。職場で好意をもっている男性からであれば、胸キュンの喜ばれる行為になるかもしれません。しかし、セクハラと囚われる可能性が高いので、しないほうが賢明です。
「俺の足はきれいや」「色白だろう」といって、ズボンをめくりあげて見せつける
見たくないものを見せつける。想像すると、なんの意味と意図でおこなったのか理解できません。
「出産はまだか」「安産型やな」
この被害にあった女性は、まずは後ろ向きに立つように町長に指示されたとのこと。その姿を見ての発言だったそうです。また「華奢な子は出産が大変やけど、あんたは大丈夫や」などと、人格を無視した身体的な特徴を指した発言も。身体的な特徴を言われるのは、褒め言葉での発言でも相手にとっては不快に感じます。
「耳元でささやく。」
残業していた女性にたいして気付かれないように近づいていき、顔を女性の右耳の近くまで寄せて一言。「はよ、帰らなあかんぞ」とささやいたそうです。想像しただけで、不快な気持ちになり鳥肌が立ちました。もしかしたら、驚かせようと思ったのかもしれませんが、された方は本当に怖かったと思います。
「いつでも辞めさせることができる」
脅しともとれるような発言があり、言われた側は何も言い返せなかったのではないでしょうか。他にも「時間外でも電話に出なければ人事に影響する」と女性社員に言い、電話にでる事を指示。言われた職員は怖くで泣いてしまったが、その泣いた事に対す謝罪を求めたりと理解し難い事もあったようです。
まとめ
今回の内容をまとめるとこうなります。」
小島町長は3回の選挙を乗り越え、町長になった。
・「お尻をポンと触られた」
・「手相を見たる」と触られる
・「頭をポンポンと触られた」
・「俺の足はきれいや」「色白だろう」といって、ズボンをめくりあげて見せつける
・「出産はまだか」「安産型やな」などの身体的特徴
・「耳元でささやく。」
・「いつでも辞めさせることができる」という脅し
この町長は2月28日の会見で、2024年5月に退職をすると発言しました。この期間に関しても、すぐに辞めるべきなど意見があがっています。会見では、小島町長が泣いていましたが、本当につらくて泣きたいのは被害にあった女性だと思います。また、5月まで同じ職場で働くとなれば、仕事もやりづらいと思います。
昔気質の人は、「昔はよかった」や「男尊女卑」の考えを持つ人がまだまだ多い印象があります。しかし、生きているのは「昔」ではなく「今」。今回の報道で、多くの人は自身の行動を振り返り、みんなが生きやすい世の中になればと思いました。